2022.01.12
玄関の鍵の種類を調べてみた!
最近の玄関ドアの鍵やキーシステムは、使い勝手や防犯性能が高まってきているのをご存知でしょうか?
よくあるような鍵だけでなく、リモコンやカードで解錠することもできる時代になっています。
玄関ドアの鍵の機能性は進化し続けている!
毎日、家族が使用したりお客様を迎える玄関ドアは住まいのイメージを左右する建材のひとつ。
新築の際には、デザイン性や断熱性などはもちろん、操作性や防犯性にも配慮して選ぶことが大切です。
玄関扉の防犯面で十分に考慮したいのが鍵。
最近では、機能性や操作性が高まってきており、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶことができるでしょう。玄関扉にかぎらず、日常的には、「鍵」や「キー」、「ロック」など様々な用語を使用していますが、本来「鍵(Key)」とは、鍵穴に差し込みまわして「錠(Lock)」を開閉するもののこと。ドア本体に付いているのが「錠」、持ち歩くのが「鍵」になります。
■ディスクシリンダー
大変多く使用されている鍵の一つです。鍵と言えばこの種類のものを思いうかべる方も多いと思いますが、防犯という面ではNGなんですよね。最もピッキング被害に合いやすい鍵と言われていて最近の家ではあまり使われていないです。
また、合鍵も簡単に作れてしまいます。
鍵屋さんによっては3分から5分くらいで作れてしまい、ちょっとバックから盗み取って短時間で作って元に戻すことが可能なのでストーカーなど大変怖いですね。
古くからあるマンションやアパートでは継続して使用されている場合が多いですが、鍵メーカーのMIWAでは現在このディスクシリンダーは製造中止されていて合鍵の複製も2030年で終了となるそうです。
■ロータリーディスクタンブラー
ロータリーディスクタンブラーはピッキング被害の多かったディスクタンブラーを複雑化し防犯性を高めたものですね。鍵をさすとタンブラーが回転するように動くことからローターリーディスクタンブラーと呼ばれています。ディスクシリンダーの廃止に伴いこちらの鍵に移行された方も多いようです。
■ピンシリンダー
ピンシリンダー錠も大変多く使われている鍵の1つです。ピンタンブラーと言うピン状のタンブラーを使用していてバネの付いた上ピンと下ピンがあり、鍵をさし込むと、上ピンと下ピンの間(シアライン)がまっすぐ揃い、内筒を回転させることが出来る仕組みです。
ピンの数が多ければ多いほどピッキングしにくくなります。とはいえピッキングを得意とする犯人には簡単なことなのでしょう。補助錠など活用して防犯対策しましょう。
■ディンプルキー
現在この小さな穴が複数あいたような鍵をお持ちの方が多いと思います、ディンプルキーというものですが、2000年代前半にピッキングによる空き巣が増えたことでこちらの鍵が多く普及されたそうです。
防犯性が高く、本人確認なしで合鍵に作成できないよう登録しておけるものもあります。
■マグネットキー
電子錠、電子キーとも呼ばれるマグネットキー。鍵には小さな磁石が並んでいて、そのN極とS極の並びによって錠前の中のタンブラーを引き付けたり反発したりしてシリンダーを回転させます。磁石の向きや強さによって多くの組み合わせができるそうです。
■暗証番号錠
見ての通り暗証番号を押して鍵を開けるものですね。鍵を無くしたりすることもなくボタンを押すだけなのですが、心配はやはり番号を押すところを見られていたらどうしようというところでしょうか。大人は十分用心すると思いますがお子さんが学校帰りに鍵を開ける場合注意が必要です。また指紋などよく押すボタンは汚れが付きますので掃除は常にした方がよさそうです。
種類によってはゲストパスワードが設定できるものもあります。自分の留守中に田舎のご両親や知人が家に来る場合に設定しておいてその番号で入ってもらえます。番号は一回きりしか使えないので悪用される心配もありません。
■カードキー
カードをかざす、または差し込むだけで開錠できる種類の鍵ですね。ホテルなどでよく使われていますよね。鍵穴がないのでピッキングされる心配もありませんしほとんどの製品でサムターン回しに対応しているそうです。ただ、薄いカードですので紛失には気をつけたいですよね、うっかりどっかに入り込んでしまったりしてバックの中をひっくり返して探さなくてはならないことも。
この他にも電波リモコン錠やエントリーロックと言ったカードではなくリモコン型になっているものやおサイフケータイなどを利用しての鍵もあります。マンションやオフィスなどでも多く見るようになりました。
■指紋認証ドアロック
指紋認証のいいところはやはり鍵を持たなくていいことと開けるのに手間がかからないこと。登録しておいた指紋だけを認証するので防犯面も安心です。指紋認証の鍵には併用して暗証番号キーなど別の種類の鍵もついていますので万が一認証に失敗しても大丈夫です。
最近の玄関ドアはツーロックが基本!
最近の玄関ドアは、ピッキングを防ぐため、ツーロックが一般的になっています。ツーロックすることで不正解錠の手間と時間がかかり、見た目にも侵入を敬遠させることができる、と言われています。
上下どちらかがピッキングなどで解錠されても、もう一つの解錠にある程度の時間がかかると自動で再度ロックされる安心の機能を設けたタイプもあります。
またセキュリティ機能を高めるため、脱着可能なサムターンを取り入れた商品もみられます。外出時や就寝時に外しておけば不審者が扉のガラス部分を破ったり、金属棒や針金などの工具を用いて、サムターンを回し解錠操作をされる心配もないでしょう。
この他にもまだまだ鍵はたくさん種類があってとても奥が深いと思います。鍵は古くから人々の財産や暮らしを守ってきたものですが、時代と共に防犯という面でも進化しています。残念なことに絶対に安全とはいいきれない所がありますがそれでも鍵は防犯の基本です。しっかり鍵をして防犯の意識を持つということが重要です。
鍵を交換した方が良い場合
金属製で物理的な仕組みの鍵は、いざトラブルが起こってから慌てて交換する人をよく見かけます。
電動鍵だと動作不良や故障の影響がはっきり出やすいものですが、物理鍵は誤魔化しが効きやすいので、多少無理をしてでも使いたくなる心理が働くからです。
築年数が古い家で鍵を交換していない場合、「ピッキング」の手口に弱い旧式鍵が使われていることがあります。
鍵穴を特殊器具でいじるピッキングは、建物侵入の基本と言えるほど浸透している手口です。
目安として2000年以前の建物では、早めの鍵交換をお勧めします。
もし鍵を紛失したり壊れた場合
玄関の鍵を紛失してしまったりする事は誰でも一度は経験した事があると思います。
ただ単に紛失しただけなら良いのですが、もし意図的に盗まれていたとしたら…なんて防犯上不安になってしまった場合には鍵の交換も検討する場合があると思います。
そういった時にはプロや業社に依頼する事になると思いますが、千葉にお住まいの方にはかなりリーズナブルな価格設定で対応してくれる「千葉リモべ」がオススメです。
電話での料金説明も丁寧ですし、現場での見積もりも無料でやってくれるのでかなり良心的です。
少しでも早く現場に向かう事をモットーにしているのでいざという時にも頼りになりますね。
さらに鍵の専門家ということもあって最新の知識も教えてくれるので防犯力の向上も可能です。
もちろん鍵が壊れてしまった時には修理もお願いできるので、鍵に関して困った事があれば気軽に相談してみてはいかがでしょうか?